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どんぐりセミナー

2024年度も心理臨床セミナーを開講いたします。
各コースの詳細は下記をご覧下さい。

お申し込み方法

①申込み用紙(コピー可)に必要事項をご記入の上,郵便またはFAXにて
 お申し込みください(どんぐりのスタッフに直接のお申込みも可能で 
 す)。先着順となります。複数のコース、グループへのご参加も可能で
 す。下記の申込みフォームからもお申込みいただけます。

②申込みが受理されますと,折り返しメールにて参加書をお送りします。
 一度申し込まれた後でキャンセルされる場合は,2024年5月1日までに
 当カウンセリングルームまでご連絡ください

③それ以降のキャンセルの場合、または、無断キャンセルの場合,参加費
 を全額お支払いいただくことになりますのでご了承ください。
 やむをえない事由での取り消しについては、セミナー開始前にご相談く
 ださい。

④当カウンセリングルームからの案内にしたがって,参加費を期日までに
 所定の銀行口座にお振込みください。

◎申込期限: 2024年5月1日(水)
◎参加費納入期限締切: 2024年5月8日(水) [分割可能]
 (分割の場合,2回目は2024年10月7日)

※諸条件を満たせば臨床心理士のポイント申請も予定しております。

申込み用紙(Wrod)

申込み用紙(PDF)

FAX 029−233−3322
住所:〒310−0802 水戸市柵町1−3−25

メールにてお申し込みの場合は、
mitodonguri@gmail.com あてに
1氏名(ふりがな)
2郵便番号、住所
3電話番号
4FAX番号
5緊急連絡先(携帯番号)
6所属機関
7職種
8臨床心理士の方は臨床心理士番号(参加人数が規定に達した場合、臨床心理士ポイントを申請予定です)

以上をご記入の上メールをお送り下さい。

セミナー申し込みフォームはこちら
https://forms.gle/AHGNVR5uEwaHu7KZ6

※お問い合わせは下記までお願いいたします。
〒310-0802 水戸市柵町1-3-25 みとカウンセリングルームどんぐり 人見・佐藤まで
TEL・FAX 029-233-3322
(電話は,火曜・木曜の12:00~13:00以外の時間は留守電対応になっております。それ以外の時間の場合,こちらから折り返しかけなおしますので,メッセージとご連絡先を残してください。)

  • アセスメントのためのリーディング・セミナー(Aコース)講師:人見健太郎 ZOOM開催
    • テキスト:テキスト:「実践 力動フォーミュレーション」   妙木浩之 監修小林陵 東啓悟 編著
      岩崎学術出版社(2022年出版)本体3,600+税 

        指定したテキスト(各自、事前購入をお願い致します)の構成に沿って大事なところを読み進めていきます。2024年度も全て講師が資料を用意し、解説しますが、テキストに出てくる事例について参加者も事前に読んで、イメージや連想をしてくることを求めます。したがって事例の箇所は資料作成しません。
       本コースは、2022年度、2023年度のセミナー同様、アセスメント力の向上を目指します。
       これまで海外の著者の文献で、精神分析の設定が中心でしたが、今回は週1回などの精神分析的心理療法の初回面接などを検討していくので、一気に参加者にとっても身近な素材について考えることができると思います。ナルシシズムや強迫、ヒステリーなどを自我心理学の視点から考えており、歴史的な概観やパーソナリティ理論も学べます。
       全10回とします。6名以上参加者がない場合、開催を見送ります。
       最大定員は25名とします。(先着順です)。
       第2火曜日を原則としますが、祝日の関係で2025年2月のみ第1火曜日開催である点にご留意下さい。

      【参加に適している方】心理職でアセスメント力を向上させたい人、パーソナリティ理論などに興味がある人。基本レベルです。

      1.5月14日:第Ⅰ部 〈総論〉力動フォーミュレーション 第1章 臨床に活かす力動フォーミュレーションとは(P10~)、第2章 連想テキストの書き方(P25~) 

      2.6月11日:第3章 性心理発達と発達精神病理学(P34~)

      3.7月9日:第Ⅱ部 〈各論〉力動フォーミュレーション 第4章 気分障害の力動フォーミュレーション(P76~)

      4.9月10日:第5章 ヒステリーの力動フォーミュレーション(P101~)

      5.10月8日: 第6章 強迫の力動フォーミュレーション(P123~)

      6.11月12日:第7章 ナルシシズムの力動フォーミュレーション(P144~)

      7.12月10日:第8章 精神病の力動フォーミュレーション(P168~)

      8.1月14日:第9章 心身症の力動フォーミュレーション(P192~)

      9.2月4日: 第10章 外傷性精神障害の力動フォーミュレーション(P216~)

      10.3月11日:第11章 発達障害の力動フォーミュレーション(P238~)

  • ロールシャッハ法・事例検討セミナー(Bコース)講師:人見健太郎 ZOOM開催
    • 包括システムで施行のデータを検討する場合はゲスト講師に解説してもらう予定です。
       基本的に事例検討会を中心としますが、参加者の要望に応じて、ミニ講義を行うこともあります。興味深い文献などもありますので、もしかするとそうした文献に触れる回もあるかもしれません。この機会にロールシャッハ法のスキルアップを目指しましょう。
       守秘義務が守れることが参加の絶対条件になります。基本的なスコアリング(コーディング)の知識があることを望みますが、参加者のレベルに応じて、必要な解説は行います。片口法、包括システム、どちらの施行法でも構いませんが、最終的には馬場(1995)が工夫・完成させた力動的な継起分析(馬場法)の習得を目指し、臨床的に役立つ所見がまとめられるようにスキルアップしていく継続的なグループです。
       2023年度に参加していたメンバーを優先的に受け付けますので追加募集となります。全10回です。最大定員は15名としますが、ご自身の事例について発表の機会があるのは先着10名までになります。したがって5名はオブザーバー参加(事例検討の際にはご自由にご発言いただいて構いません)になりますので、あらかじめご了承ください(3月21日までは2023度参加者の申込を優先します;若干名の募集になると思いますので、新たに参加ご希望の方は早めにお申し込み下さい;空きが出た順に参加できるようにします)

      【参加に適している方】心理職でロールシャッハ法に興味がある方(事例がなくても大丈夫です)。初級者も意識しますが、議論は実践ケースなので、応用の話も入ります。

      1.5月21日 2.6月18日 3.7月16日 4.8月20日 
      5.9月17日 6.10月15日 7.11月24日 8.12月17日
      9.1月21日 10.2月18日 予備.3月18日」

      ※第7回目は特別講師として、吉村聡先生(上智大学/個人開業)をお招きします。日曜日、10時から12時30分のセミナーになります。その月は通常のセミナーはありません。この回のみハイブリッド開催です。セミナー受講者は費用なしですが、Bコース受講者以外の一般参加も可能です。参加費は別途お知らせ致します。他のどんぐりセミナー参加者は割引の予定です。 

       

  • NEW 精神分析的研究セミナー(私たちのやっている臨床は一体何なのか?精神分析と精神分析的心理療法はどう違うのか?そもそも自分の臨床実践に価値があるのか?)(Dコース)講師 人見健太郎 ZOOM開催
    • 基本テキスト:文献①「精神分析の歩き方」 山崎孝明 著 金剛出版 (2021年出版
      本体3,400円+税
      文献②「精神分析的サポーティブセラピー POST入門」 岩倉拓 他著 金剛出版 (2023年出版) 本体3,400円+税
      文献③「精神分析たとえ話 タヴィストック・メモワール」 飛谷渉 著 誠信書房 (2016年出版) 本体2,300円+税

               
       これまでフロイト、クライン、ウィニコット、ベティ・ジョセフなど、精神分析の大家の文献を読みながら対話することを目指すセミナーを開催していましたが、それらに一区切りをつけ、一気に現代に目を向けていきます。
       タイトルを長くしてしまいましたが、精神分析はカウチを使った毎日分析をベースにしており、週4回とか週5回のセッションの意義は言うまでもないですが、実際は週1回のセラピーケースさえままならないのが市井の臨床実践だろうと想像します。すると、私たちは、精神分析とか、力動的な○○とかに興味がありながらも、自分の臨床実践はまるで価値がないかのように感じたり、転移解釈ができないケースを発表する気になれないなどの本当の声を耳にすることが増えました。頻度が十分に保たれていることは大事ですが、現代の在り様から精神分析を逆照射していくことにも意味があるでしょう。
       基本テキストの文献①と②は、探索的な「精神分析」の呪縛を解くような作りになっています。特に、文献①は「言っちゃったなぁ」という内容で、業界でもかなり話題になりました。文献②はサポーティブなセラピーの意義を生き生きと描写しています。一方文献③はエッセイですが、狭義の精神分析愛に溢れており、いろいろな意味で刺激をしてくる本です。これらを読みながら、一体、日々の私たちの実践が何なのかを考えたいと思って企画しました。孤独に悩んでいる若手臨床家の方、精神分析的な何かをどのように学んでいけばいいのか悩んでいる方、仲間を作りたい方、本音で話し合いたい方を募集します。悪い意味での「権威」から少し自由になってみませんか?
       セミナーの進め方は、各々が指定された箇所を読んできて、最初に分からないことを共有して、その後、全体討論をします。レジュメ作成者などはいません。事前に読んできて何かを考えて来て下さい。テキストは日々の自分たちの実践を語るための導火線です。
       全10回、定員は15名です。6名以上お申し込みがない場合は開催を見送ります。

      【参加に適している方】日々の臨床に思うことがある方、理想と現実のギャップを感じる方、学会発表と日々の臨床の乖離を感じる方、日頃思うことを語りたい方。

      1.5月10日:文献① 第Ⅰ部 初学者のための精神分析ガイド(P17~)

      2.6月14日:文献① 第Ⅱ部 精神分析観光は遺跡巡りか?-心理臨床における精神分析の位置(P99~)

      3.7月12日:文献① 第Ⅲ部 現地へ赴く前に(P171~)

      4.8月9日:文献① 第Ⅳ部 精神分析水先案内(P285~)

      5.9月13日:文献② 序章+第Ⅰ部 事例編①「竹取さん」アセスメント面接からPOSTの開始へ(P3~) 

      6.10月11日:文献② 第Ⅱ部 事例編②「宇鷺さん」POSTから精神分析的セラピーへ(P78~)

      7.11月8日:文献② 第Ⅲ部 解説編 第1章(P126~)

      8.12月13日:文献② 第Ⅲ部 解説編 第2章、第3章(P155~)

      9.1月10日:文献③ 第1話から第11話(P17~)

      10.2月14日:文献③ 第12話から第22話(P105~)

      予備日.3月14日:

  • 学校、保育における実践を考える講演形式セミナー(Eコース)講師 人見健太郎 ZOOM開催
    •  全10回とします。10名以上参加者がない場合、開催を見送ります。最大定員は25名とします。(先着順です)。質問等には応じますが、本コースで、個々人の事例まで検討する時間はないと思われます。したがって伊藤和也が講師のワークディスカッショングループでご自身の事例も検討することを強く推奨します。ワークディスカッションセミナーに参加の方は、本コースの受講料を半額とします。

       僭越ながら、学校関係や保育園などで研修の講師を依頼されたり、大学で講義を持たせていただく機会に恵まれ、スクールカウンセラーとして20年以上勤務した中で、様々なテーマを考えてきたように思います。私のオリエンテーションは精神分析的なものですが、一般教員や保護者、まして学生を相手にする場合に、精神分析的な用語は使うとしても十分な解説が必要ですし、使わずに何が起きているのかをお伝えしないといけない場面も多々ありました。自分で言うのも気恥ずかしいですが、自分なりの切り口でお話してきたことは、お世辞かもしれませんがそこそこ聴き手を刺激し好評だったようです。多分、失敗もしてきて、そこから話を深めたりしたこともあったのが良かったのでしょう。またお呼びいただけることもあったので、違う話もしなければと、あれこれ思索しました。本セミナーでは、講演や授業で使ってきた話をさせていただこうと思います。私の話を聴いたことがある方は、どこかで聞き覚えがある話があるかもしれません。同じ事例を違った角度で話すこともあります。まとまりを持たせる気はないですが、日々の学校や保育園での実践を振り返りたい方、心理職として研修依頼されているけど、どんな話を他の人はしているのか関心がある方など、多くの方の参加をお待ちしております。このセミナーを開催することは、自分の研修の「ネタばれ」にもなるので、今後、また様々な思索をしなくてはいけなくなるなぁと思っていますが、常に新しくいたいと決心しました。内容に重複があったり、切れ目が明確ではない回もあると思いますが、楽しく、でも真剣にお話したいと思います。
       画面共有でスライドを見ながら話します。参加者にはスライドのPDFを送付致します。ただし事例に関するところは配布資料にならないかもしれないことを予めお断りさせていただきます。刺激されたことを自分の事例で話したい方は、ぜひ伊藤和也のセミナーでお話されたらいいと思います。

      【参加に適している方】学校現場や保育現場で仕事をする心理職や教員、関連領域の方。講演形式なので、のんびり受身的に話を聴きながら自分の発想を広げたい方。

      1.5月17日: 学校におけるアセスメント入門

      2.6月21日: 不登校や発達障害、いじめの問題①

      3.7月19日: 不登校や発達障害、いじめの問題②

      4.8月16日: 学校や保育園での活動に知っておきたいパーソナリティ理論①

      5.9月20日: 学校や保育園での活動に知っておきたいパーソナリティ理論②

      6.10月18日: ある学校におけるケースカンファレンスでの学び(「集団の病」も踏まえて)

      7.11月15日: 分離を巡る葛藤、分離について思うこと

      8.12月20日: 新型コロナは私たちに何をもたらしたのか?-全てがコロナではないにしても-

      9.1月17日: 精神病、パーソナリティ障害、うつ病、依存症など

      10.2月21日: 分からないことに向き合う(「合理的配慮」や「特別な支援を要する生徒」という言葉に思うこと)

      予備日 3月21日

  • A,B,D,Eコース参加費用 時間 
    •  

      【参加費用】
      Aコース:29,700円 (2023年度セミナー参加者と学割27,500円)
      Bコース:33,000円 (2023年度セミナー参加者と学割29,700円)
      Dコース:29,700円 (2023年度セミナー参加者と学割27,500円)
      Eコース 29,700円 (2023年度セミナー参加者と学割27,500円;2024年度伊藤のワークディスカッショングループにも参加する方は一律14,300円;定員あり;先着順)
      ※参加可能となった場合お振込先など、料金を記載してメールにてご案内致します。参加不可能な場合も、その旨お伝えするメールをご送付致します。2023年度セミナー参加者とはあらゆる講師のコースが該当します(ただし特別セミナーは除く)。お申し込みの際、必ずセミナー参加者かどうか明記して下さい。

      【時間】
      9時から21時(Bコースは21時30分まで)
      Dコースのみ19時30分から21時30分です。

  • 夢のグループ 講師 大築明生対面開催
    • 【セミナー内容】
      人生で困難な問題にぶつかったり危機に遭遇した時に、人は昔から夢に助言を求めてきました。その歴史は長く古代エジプト時代からフロイト、ユングを経て今日に至っています。
      夢の意味について様々な考え方がありますが、私は「心の奥底にいるもう一人の自分が、人生の大事な場面で、夢を通じて自分にメッセージを送ってくれる」と考えています。そして、カウンセリングでクライエントの夢について話し合い、夢への理解がその人の回復につながることを何度も経験してきました。
      日常の意識と深層意識の両方のまなざしを大切にして、生き方のバランスをとっていくという体験を積み重ねることで、心理的援助でも援助者の姿勢が深まり広まっていくと思います。
      このセミナーでは、参加者が見た夢を報告してもらい、それを参加者同士で自由に話し合い、自己理解・人間理解を深めることを目的としています。夢に関するレクチャーも予定しています。

      参加者: 心理臨床に携わっている方

      定員: 8名(4名以上から開催)

      日時: 毎月第4日曜日、10:00~12:00 全10回

      場所:みとカウンセリングルームどんぐり

      参加費: 29700円(税込)

      日程:5月26日、6月23日、7月28日、8月25日、9月22日、10月27日、

            11月24日、12月22日、2025年1月26日、2月23日

       

  • ロールシャッハ・包括システム入門セミナー 講師 佐藤唯 オンライン開催
    • 【推奨テキスト】
      ・「ロールシャッハ・テストー包括システムの基礎と解釈の原理」ジョン・E・エクスナー著 中村紀子,野田昌道翻訳 金剛出版(2009年出版)本体18000円+税
      ・「ロールシャッハ・テスト講義Ⅰ基礎篇」中村紀子著 金剛出版(2010年出版)本体4200円+税
      ・「ロールシャッハ・テスト講義Ⅱ解釈篇」中村紀子著 金剛出版(2016年出版)本体4200円+税

      【セミナー内容】
      包括システム(エクスナー法)の施行法から最終所見を作成するまで、全10回を通して学びます。
      「テキスト通りに解釈してみたけれど結局どんな人かわからない」「違う人の所見なのに同じような内容になってしまう」という経験はありませんか?本セミナーでは、施行法・コーディング・解釈の仕方を講義形式で学び、数値の奥にあるその人らしさについてイメージできること、役に立つ所見が作成できることを目指します。
      できるだけわかりやすく、日常言語を使いながら進めていきますので、どうぞお気軽にご参加ください。

      【受講対象】
      ロールシャッハ・テストにご興味のある方ならどなたでもご参加ください。
      「片口法に馴染みがあるけれど包括システムの考え方も学んでみたい」という方も大歓迎です。

      【セミナー概要】
      日程:2024年5月〜2025年3月の第4金曜
      時間:19:15〜21:15
      場所:Google Meetによるオンライン開催
      定員:10名(5名から開催)
      料金:25300円(税込)※学生は19800円(税込)

      ①5月24日  イントロダクション・施行法
      ②6月28日  コーディング①(反応領域・発達水準・組織化活動)
      ③7月26日  コーディング②(決定因子)
      ④8月23日  コーディング③(形態水準・反応内容・特殊スコア)
      ⑤10月25日 コーディング実践・構造一覧表作成
      ⑥11月22日 クラスター解釈①
      ⑦12月27日 クラスター解釈②
      ⑧1月24日  クラスター解釈③
      ⑨2月28日  クラスター解釈④
      ⑩3月28日  最終所見・フィードバック

  • 学校臨床セミナー~ワークディスカッション・グル-プ~ 講師 伊藤和也 対面&オンライン開催
    •  
       本年度も学校臨床セミナーはワークディスカッション・グループを立ち上げます。ワークディスカッションとは、参加メンバー個々の観察力、感受性、思考する力を養う場所です。また、組織の諸々のしがらみから離れ、各自の率直な思いを共有できる場所でもあります。
      方法としては、参加者が持ち回りで臨床素材(個別の事例や学校のとある場面、対応に困っている案件etcについての描写。継続面接でなくても大丈夫です)を提示します。その素材についてグループでディスカッションを行います。その際、早急に答えや解決方法、安易な知的理解を導き出すのではなく、各自が事例を聞いて感じ、思ったことを率直に言葉にすることを積み重ねていきます。このことによって個々の事例の意味を深く見つめることができるようになり、結果として、参加者各自の内省力が育まれます。
       学校という現場はあまりにも多忙で、じっくり個々のケースについて思いをめぐらす余裕がありません。本当はもっと丁寧に教育活動や臨床をしたいと思いながらも不全感を抱えておられる方が多いのではないでしょうか。職場から離れ、ざっくばらんなやり取りを通して、ご自身の考えるキャパシティを育んでみませんか。
       スクールカウンセラー、教員、スクールソーシャルワーカーなど、職種経験を問わず学校臨床に携わっている方のお役に立てると思います。ワークディスカッションは精神分析の文化から生まれたものですが、精神分析以外の学派の方も大歓迎です。
       昨年度はディスカッションが盛り上がり、検討時間が不足したので、今年度はセミナー時間を30分延長することにしました。

      【参考テキスト】
       以下のテキストを読むと理解が深まりますが、実際のグループでの経験のほうがはるかに大事ですので必ずしも読む必要はありません。
      「ワーク・ディスカッション 心理療法の届かぬ過酷な現場で生き残る方法とその実践」マーガレット・ラスティン,ジョナサン・ブラッドリー編 鈴木誠,鵜飼奈津子監訳 岩崎学術出版社(2015年出版) \3700+税

      日時:毎月第4火曜日 19:00~21:30 
         全10回(5月から開始。8月はお休み) 初回は5月28日

      場所:みとカウンセリングルームどんぐり(対面とオンラインのハイブリット開催)

      参加費:27,500円(税込) 前年度に学校臨床セミナーに参加された方、学生は22,000円(税込)

      定員:8名(3名以上から開講、2023年度に本セミナーに参加した方を優先してお受けします)
      ※守秘義務を遵守できる方

  • 心理療法セミナー ~メンタライジング・アプローチを学ぶ~ 講師 伊藤和也 対面&オンライン開催
    •  今年度はメンタライジング・アプローチについて学びます。メンタライジングは、目には見えない自分や他人のこころについての理解を深めることです。良いメンタライジングが進むと対人関係や社会的な関係の理解、注意や感情のコントロール、自己感の育成に役立ちます。元々メンタライジング・アプローチは境界性パーソナリティー障害や愛着障害の治療の中で発展したものですが、今では子どもや保護者、家族、思春期青年期の自傷、摂食障害、自閉スペクトラム症など、様々な分野に治療対象が広げられています。普段の臨床の中で、自分や他人のこころの状態についてなかなか理解が進まない事例に出会い、面接が行き詰ってしまう事態が多々あると思います。そのような際の介入方法として参考になると思います。
      メンタライジング・アプローチは精神分析家によって開発されたものですが、「素朴で古い療法」(Allen,2012)といわれるように、特に精神分析理論についての知識がなくても支障はなく、普段の臨床に取り入れやすい理論・方法です。他職種へのコンサルテーションにも生かしやすいと思います。
      セミナーの形式としては、事前に使用するテキストの当該箇所を読んでいただきます。今回のテキストは入門書ですので読みやすいと思います。補足のため、講師が当該箇所に関連する文献を事前に配布することもあります。そして、セミナー当日は前半をテキストや文献の内容についてのディスカッションに使います。セミナー後半は参加者が持ち回りで事例を提示します(日々のちょっとしたやり取りでも構いません。初回は講師が事例提示します)。その事例についてディスカッションを行い、メンタライジング・アプローチの視点からどのように理解できるのか、どのようにしたらメンタライジング・アプローチを事例に適用できるのかを検討します。
      職種経験を問わず、医療、教育、福祉、産業など幅広い分野の方を対象としたセミナーです。

      【テキスト】
      各自、下記のテキストを事前購入してセミナーを受講してください。
      「メンタライゼーションを学ぼう 愛着外傷をのりこえるための臨床アプローチ」池田暁史著 日本評論社(2021年出版) \2200+税

      日時:毎月第1火曜日 19:00~21:00 全10回
        (5月から開始。8月はお休み)

      ①5/7(火)第1章 メンタライゼーションとは
      ②6/4(火)第4章 境界パーソナリティ障害から解離性同一障害へ-愛着外傷という社会問題への処方箋
      ③7/2(火)第5章 母思う、ゆえに我あり
      ④9/3(火)第6章 こころの原始的モード
      ⑤10/1(火)第7章 よそ者的自己(1)-その定義と誕生の定義
      ⑥11/5(火)第8章 よそ者的自己(2)-内なる攻撃者
      ⑦12/3(火)第9章 治療者の基本姿勢とメンタライゼーションの不均衡への挑戦
      ⑧1/7(火)第10章 介入の手順
      ⑨2/4(火)第11章 未来に向けた転移の利用とよそ者的自己
      ⑩3/4(火)第12章 非効果的なメンタライジング

      場所:みとカウンセリングルームどんぐり(対面とオンラインのハイブリット開催)

      参加費:27,500円(税込) 前年度に学校臨床セミナーに参加された方、学生は22,000円(税込)

      定員:8名(3名以上から開講)

      ※守秘義務を遵守できる方

  • 援助者のための箱庭療法グループ  講師 佐藤弘 対面開催
    •  参加する皆様が、実際に箱・砂・パーツに触れて、自由に置き、そして、眺めていただきます。箱庭療法を体験しながら、一連の感覚やイメージをじっくり味わっていただくワークショップとなります。
      近年、学校や相談機関などで箱庭療法を実施している援助者が少なくなってきたと伺いますが、イメージを介した自己表現を促していく際に、他の芸術療法よりこの上なく安全で、なおかつ、被援助者にとっても手ごたえがある方法と考えられます。
       とくに援助者自身が、揺さぶられやすく、それでいて疲れやすく、被援助者に関わっていくことへの疑問-「これでいいのだろうか」という思いをよくもたれる方は、この箱庭療法によるトレーニングがお勧めです。言葉や考えのもととなる、私自身の「ぴったり感」や、遊びながら「抱えられた」体験を、この箱庭療法を通して、ご自分のオリジナリティをしっかりとつかんでいく、そのことが、援助の助け[羅針盤]となっていくことでしょう。
       じっくりと、たっぷりと、ご自身の「ぴったり感」を味わっていけますように講師は寄り添って行きたいと思います。

      日時: 5月12日開講
         他は基本的に(連休を除く)第1日曜日 10:00 ~12:00

      場所: みとカウンセリングルームどんぐり

      参加費38500円【5月、10月で分割払可能】(学生は30800円)
      ※前年度の箱庭グループ参加の方は30800円です。

      定員: 8名[4名以上から開講]
      ※8名を超えて申込みがあった際は、追加のグループ[開催日の午後14時から]をつくる予定です。

      ※守秘義務を遵守できる方。

      参考文献
      体験箱庭療法 Ⅰ、Ⅱ [光元和憲 著、山王出版]
      日程 ①5月12日(日)
         ②6月2日(日)
         ③7月7日(日) 
         ④9月1日(日) 
         ⑤10月6日(日)
         ⑥11月10日(日)
         ⑦12月1(日)
         ⑧2025年1月5日(日)
         ⑨2月2日(日)
         ⑩3月2日(日)

  • ケースセミナー 「ちょっと聞いてほしい」ことをシェアしていく語り場 スーパーヴァイザー 佐藤弘対面&オンライン開催
    •  通常の事例検討会では時に発表者が傷つくこともあり、他の参加者もいたたまれなくなってしまう場面があるように思います。その影響かどうかはわかりませんが、近年事例検討の場が少なくなっているように思います。その一方で、事例で困っている方々の声を耳にします。
       そのような不幸を減らすために、まずは発表者が安全に、そして、安心して、援助についての手がかりを収穫できる事例検討会になるよう講師は奉仕したいと思います。
       ですので、発表の形式は問いません。ちょっと聞いてほしい思いを話していただくことで、日ごろ皆さんが感じている大切なことをシェアしていける場にしたいと思います。
       久しぶりの対面形式をも含む開催となりますので、よりリアルなコミュニケ-ションができることを楽しみにしています。
      日時 基本的に(連休を除く)第3日曜日 10:00 ~12:00
         第1回目5月19日  全10回

      場所:みとカウンセリングルームどんぐり
        (対面とオンラインのハイブリット開催)
      参加費:27500円【5月と10月で分割払可能】(学生は22000円)

      ※前年度参加者、または同時に箱庭グループの参加の方は19800円です。
      ※すべて税込表示です。

      定員: 10名 [3名以上から開講] 
      ※守秘義務を遵守できる方

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